料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.01.31

『ベーコンと野菜のケチャップ炒め』

●今回はいかにもB級居酒屋風のひと品。ザクザク切ったベーコンと、ザクザク切った野菜を炒めてケチャップで味付けしました。昔懐かしいナポリタンのパスタなしバージョンのような雰囲気ですが、結構美味しいんです。炒め油は極力抑えて、ベーコンから出た美味しい脂で炒めていますので、ベーコンよりむしろ野菜の方が美味しいくらい。なるべく野菜だくさんで炒めた方がいいかもしれません。野菜はタマネギをピーマンを使用しましたが、ピーマンの他にも、茹でたブロッコリーや、アスパラ、インゲンなど、いろいろな野菜を使えそう。ベーコンの脂で炒めるのがミソ、とは言えもっと気楽な感じで作るなら、魚肉ソーセージを使用してもいいかも。目指すはB級グルメですから、気負わずササッと作ってみたいメニューです。
用意するもの(概略)
  • ベーコン固まりで約140g
  • タマネギ1個
  • ピーマン2個
  • ニンニク1片
  • オリーブオイルほんの少々
  • 塩・胡椒適宜
  • トマトケチャップ大さじ2

一口メモ

●今回はベーコンの固まりを使用しましたが、市販の薄切りベーコンを使う場合は、まずオリーブオイルを多めに引いて、ニンニクを炒めてからベーコンを入れます。最初から火は強めでも大丈夫。続いてすぐにタマネギを入れ、ピーマンを入れ、手早く仕上げにかかりましょう。魚肉ソーセージやウインナーを使う場合も同様です。最後のケチャップは焦がさないように注意。ざっと火を通す感じで全体を馴染ませるようにして、火を消します。

作り方
  1. タマネギはヘタと根を落としてざく切りに。ピーマンはヘタと種を取って同じくざく切りに。ベーコンは短冊に切り、ニンニクは薄くスライスしておく。
  2. 炒め鍋を火にかけ、温まってきたらほんの少々のオリーブオイルを引き、全体に馴染ませたあと中火に落としてベーコンを炒める。全体に焦げ色がつくように、箸を使って何度も裏返しながら丁寧に炒める。
  3. ベーコンから脂が出てきたら、ニンニクを入れてざっと炒め、次にタマネギを加えて火を強める。ここで箸をヘラに持ち替え、塩少々をふったあと、ザッザッと勢いよく炒める。
  4. タマネギに火が通ったら続いてピーマンを加え、また塩少々をふったあと、胡椒少々で香りをつけ、ピーマンに火が通ったところでトマトケチャップ大さじ2を加えて全体に馴染ませながらざっと火を通せば出来上がり。
  5. 皿に盛って卓に供する。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●ベーコンとタマネギだけでも美味しいのですが、やはり彩りに青物野菜を使った方が仕上がりがきれいで栄養価も高まります。これから春になると青物野菜がどんどん美味しくなるので、いろいろと試してみてはいかがでしょうか。野菜の甘味とケチャップの酸味が、食欲をそそります。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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