料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.01.18

『ハムとプチトマトのフライ』

●お正月に大きなボンレスハムをいただきました。焼いたり炒めたり、いろいろ工夫して食べていましたが、毎日続くとさすがに飽きが来ます。そこでプチトマトと合わせてちょっぴり可愛らしいフライに変身させてみたら、これが思った以上に美味。ハムの味と、トマトの酸味と甘さがとてもよくマッチするのです。串焼きや串揚げのお店に行くと、トマトのベーコン巻きや豚バラ巻きといったメニューをよく目にしますが、そのハムバージョンと考えていいでしょう。ハムもトマトも生でも食べられますから、揚げ時間も短くて済みますし、火が通らなかったなんてうっかりミスも起こりません。お子様のお弁当に入れてあげれば大喜びすること間違いなし。ケチャップとマスタードをつけて召し上がれ。
用意するもの(概略)
  • ボンレスハム固まりで適宜
  • プチトマト適宜
  • 卵1個
  • 薄力粉少々
  • パン粉適宜
  • 揚げ油適宜

一口メモ

●トマトを串に刺すときは、必ず一度貫通させるようにしましょう。そのまま揚げると皮が破裂して油が飛ぶ可能性があります。ハム、トマトの順で刺してゆきます。薄力粉はなるべくたっぷり、全体に満遍なくまぶすように。粉が少ないとパン粉の付きが悪くなります。パン粉をまぶしたら、手のひらで包み込むようにして成形すると、きれいにできあがります。

作り方
  1. ボンレスハムは1センチ角程度に切り分け、プチトマトは洗ってヘタを取っておく。
  2. 爪楊枝に角切りにしたハムとトマトを刺す。トマトはへたの方から刺して必ず上まで突き抜けるようにすること(揚げるときに皮が破裂するのを防ぎます)。
  3. 2に薄力粉をまぶし、溶き卵にくぐらせたあと、全体にパン粉をまぶす。
  4. やや高めの温度の油できつね色に揚げる。
  5. 器に盛りつけて出来上がり。お好みでケチャップとマスタードを添える。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●豚肉を使ってもいいかな、とも思いますが、肉とトマトでは火が通るまでの時間に差があり、失敗が多くなりそうです。その点ハムはさっと火を通すだけで済みますので、さほど技術を要しません。時間もかからず手軽に作れる料理です。お弁当のおかずにすると見た目も可愛らしく楽しい雰囲気。もちろんビールのつまみにも最適です。ぜひお試しください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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