料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.11.22

『納豆の天ぷら』

●朝食用に買い置きすることの多い納豆ですが、夕飯や酒のつまみに利用することもあります。とは言え夜の食事ですから、ひとひねりがほしいところ。そこで今回は納豆の天ぷらをご紹介。何のことはない、納豆に卵と小麦粉を混ぜて油で揚げるだけですが、半量には青のりを入れてちょっと目先を変えてあります。納豆のネバネバが不得手な人も、これならふわっと揚がっているので大丈夫。青のりが入っていれば香りが口中に広がり、尚更納豆を感じさせません。特に日本酒とのつまみとしてはおすすめのひと品。からし醤油はもちろんですが、ポン酢で食べてもなかなかの味。お好みのタレでお召し上がりください。
用意するもの(概略)
  • 納豆1パック(100g)
  • からし少々
  • 卵1個
  • 小麦粉大さじ2
  • 青のり小さじ2
  • ネギ1/4本
  • 揚げ油適宜

一口メモ

●納豆は良く混ぜで粘りを出した方が、仕上がりがふわっとなります。卵を入れた時点で、ちょっとしつこくかき混ぜましょう。今回は辛子以外には調味料を使っていませんが、スナック感覚でおつまみにして活用したい場合は、醤油で軽く味付けしておくと良いでしょう。揚げるときはスプーンで油に落とし込みます。

作り方
  1. ネギは細かく刻む。
  2. ボウルに納豆を入れ、1のネギ、辛子少々、卵1個と共に良く混ぜ合わせ、全体が混ざったら小麦粉大さじ2を加えてさらに混ぜ合わせる。
  3. 2を二等分して別のボウルに取り、一方には青のり小さじ2を加えて良く混ぜ合わせる。
  4. 中火の油で揚げる。スプーンで油の中に落とすようにして揚げてゆく。
  5. 火が通ったら油からあげ、器に盛って卓に供する。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●タレは辛子醤油の他に、ポン酢などでも美味しくいただけます。醤油に軽くレモン汁を入れてもいいでしょう。塩をつけても構いません。お好みの食べ方を工夫してください。納豆自体がタンパク質なので、油に入れるとすぐに表面が固まり、揚げるのもさほど難しくありません。あまり高温になると焦げますので要注意。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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