料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.10.24

『ポテトのオムレツ』

●写真が今ひとつなのは、ケチャップのかけ方がへたくそだからだと思います。もうちょっとおしゃれな構図にしたかったのですが、ついこんなふうになってしまいました。でも、味はバッチリです。といっても特別なことは何一つしていません。茹でたじゃがいもをニンニクと一緒に炒めて、卵と一緒に蒸し焼きにしただけのもの。技巧を凝らした部分もありませんし、味付けも塩・胡椒のみ。ケチャップをかけて食べるのが一番手軽ですが、さらにグレードアップを図るなら、バターとケチャップと赤ワインでソースを作ってみるのもいいかもしれません。簡単な料理ですが、盛りつけ方によってはディナーのテーブルを飾ってもおかしくはないひと品です。
用意するもの(概略)
  • じゃがいも2個
  • ニンニク一片
  • 卵2個
  • 塩・胡椒適宜
  • オリーブオイル大さじ1.5
  • トマトケチャップ適宜

一口メモ

●この料理が今まで登場していなかったのが不思議なくらい、さん生家では定番のメニューです。ニンニクを使わないこともありますし、タマネギを加えることもあります。フライパンから皿に移したときの焦げ色が実に美味しそうで食欲をそそります。朝ご飯のボリュームが足りないときなどに重宝しますが、その他、ワインのつまみとしても、手軽さの割にはなかなか上等な感じです。火加減がちょっと難しくて、強いと焦がしますし、弱いとフライパンにくっついてしまうので、適当に強めたり弱めたり調節しながら焼いていきます。卵は良くかき混ぜて。卵に空気が入っている方がふんわり仕上がります。

作り方
  1. じゃがいもは皮を剥き、1/2に切ったあと、5ミリ程度の厚さに切り、ニンニクは薄切りにしておく。卵は塩・胡椒少々を入れて良くかき混ぜておく。
  2. じゃがいもを鍋に入れ、全体がかぶる程度の水と塩少々を入れて火にかけ、竹串が通るまで茹でる。茹で上がったらザルに取り、水気を切っておく。
  3. フライパンを中火にかけ、オリーブオイル大さじ1.5を引き、あまり温度が上がらないうちにニンニクを入れて炒める。
  4. ニンニクがうっすら色づいてきたら、2のじゃがいもを入れ、軽く塩・胡椒して炒め、やや火を強めにして卵をざっと全体にかけ回すように入れ、火を弱火にしたらふたをして蒸し焼きにする。
  5. ときどき様子を見ながら焼き、表面が乾いたら火を止め、さらの上に逆さまにして(焼き色がついている方を上にして)盛りつける。
  6. ケチャップを添えて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●味付けは塩・胡椒のみ。卵にも入れるし、じゃがいもを炒めるときにも入れるし、しょっぱくならないの? と思われるかもしれませんが、少量ですから大丈夫。また、ケチャップをかけるんだから、塩・胡椒は要らないのでは? という意見もありそうですが、不思議なことに塩が入っていないと案外美味しくないものです。適度な塩気が素材の味を引き立て、ケチャップの味も引き立てます。溶かしバターに赤ワインを加えてさっと火を通し、ケチャップを加えたソースを添えれば、ちょっとしたひと品に。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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