料理と器:杉江保枝

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DATE:
2007.12.14

『大根の皮のはりはり漬け』

●冬に入り、大根を調理する機会がぐっとふえている今日この頃。ふろふきに煮物に大活躍ですが、使わない皮はもったいない。特に煮物にする場合は厚めに皮を剥きますので、結構な分量が残ります。たいていは葉と合わせて即席漬けにして楽しむのですが、毎回それでは飽きてしまいます。そこでちょっと一手間かけて、千切りにした皮を天日で干して切り干しを作り、さらにはりはり漬けにしてみました。天日で干すことで大根は甘味と旨味を増すので、同じ漬け物でも即席漬けより深い味わいが楽しめます。天日干しは、日中、家にいらっしゃらない方にはちょっと無理な注文ですが、天日でなくても盆ザルに広げて適当に放置しておくだけで立派な切り干しが出来上がります。冬は乾燥しているので、部屋の中でも4〜5日で干し上がります。あとは水で戻してお好みの調味漬け込むだけ。3〜4日で美味しく食べられるようになります。
用意するもの(概略)
  • 大根の皮1本分
  • だし汁大さじ6
  • 米酢大さじ2
  • みりん大さじ1
  • 醤油大さじ2
  • 鷹の爪(輪切り)適宜

一口メモ

●大根の皮は切れ目から斜めに千切りにすると効率よく切ることができます。2〜3センチ幅の皮を半分または3分の1にわけ、重ねて斜めに包丁目を入れていきます。4〜5センチ長の千切りになります。切った皮は熱湯でさっと湯通しし、盆ザルに広げて天日に干します。保存食としての切り干しを作ることが目的ではないので、完全に干し上がっていなくても大丈夫。ある程度水分が抜けたらOKです。

作り方
  1. 大根の皮は千切りにしてざっと湯通しし、盆ザルに広げて天日で3〜4日干す。
  2. 干し揚がった切り干しを良く洗い、水またはぬるま湯に4〜5分浸して戻す。
  3. だし汁大さじ3、米酢大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1を混ぜ合わせる。
  4. 戻した2の切り干しを良く絞り、保存容器に入れ、鷹の爪の輪切りと共に3の調味液につけ込む。3〜4日で美味しく食べられるようになる。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●漬け込む調味液はお好みで調節してください。レシピの分量ですと、かなり上品な味に仕上がります。もう少し塩味を効かせたい方は醤油の分量を多めにしてください。調味液を混ぜ合わせた時点でなめてみて、各調味料を増減して味を決めましょう。ピリ辛が好きな方は鷹の爪を多めに。辛いのが苦手な方は入れなくても結構です。切り干しの他に、切り昆布や人参を一緒に漬け込んでもまた美味しくなります。もちろん市販の切り干しを使っても結構ですが、自分で干した皮を使うと、美味しさもひとしおかと思います。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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