料理と器:杉江保枝

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DATE:
2007.03.31

『新わかめと新タマネギの生姜ポン酢』

●この時季ならではの新わかめ。しょうが醤油でお刺身としていただく食べ方は良くありますが、それだけではちょっと物足りない。そこで、やはりこの時季ならではの新タマネギと合わせてちょっと手をかけてみました。タマネギの辛みを取るために、タレは生醤油ではなくポン酢醤油を使用。彩りを考えてきゅうりの薄切りも添えて、さっぱりといただきます。全体を良く混ぜ合わせて食べると、わかめとタマネギの香りにきゅうりの歯ごたえ、それにしょうがのさわやかな風味がポン酢と混じり合って、何とも言えない美味しさが口中に広がります。お酒の合間の箸休めにもピッタリの一品。ぜひお試しください。

用意するもの(概略)
  • 新わかめ適宜
  • 新タマネギ1/2個
  • きゅうり1本
  • 塩少々
  • 根生姜適宜
  • ポン酢醤油お好みで適宜

一口メモ

●新わかめはそのままでも食べられますが、軽く湯通しすると色味が鮮やかになり、また海水臭さがなくなって美味しくなります。ちょっと一手間ですが、試してみてください。また毎度お馴染みポン酢醤油はできれば自家製がおすすめです。柚子やスダチ、レモンなどのお好みの果汁と米酢を合わせて、だし汁で割って作ります。もちろんお気に入りの製品があるのなら、市販のものでも十分美味しく食べられます。

作り方
  1. きゅうりは薄切りにして塩少々でもんだあと、薄い塩水につけておく。
  2. 新わかめは食べやすい大きさに切って軽く水洗いしたあと、さっと湯通しして流水にさらし、水気を切っておく。
  3. タマネギは薄切りにして軽く塩でもみ、流水にさらして水気を切っておく。
  4. 根生姜はすり下ろしておく。
  5. 1のきゅうりを良く絞って器に盛りつけ、2の新わかめ、3の新タマネギも盛りつける。
  6. 5の上にすり下ろした生姜を飾り、さらに上からポン酢醤油をかけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●きゅうりの薄切りが不得手という方、意外と多いんですよね。そんな方はきゅうりをタテ二つに割って斜めに薄切りにしてみてください。下が安定するので切りやすくなります。新タマネギは辛みが少ないので、あまり水にさらす必要はありません。流水でさっとすすぐ程度にして風味を残しましょう。あとは酢の成分が辛みをうまく中和してくれます。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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