料理と器・杉江保枝

先週に引き続き、たけのこを使った料理です。上品な煮物も美味しいけれど、お肉などボリュームのある素材を合わせてもしっかり個性を発揮するのがたけのこの良さ。そこで今回は豚挽肉と合わせてそぼろ煮にしてみました。豚のうま味がしっかり染みたたけのこは、思った以上の美味しさで食卓を彩ってくれます。スープごとご飯にかけると、ほっぺたがゆるんでつい食欲が進みます。仕上げに加える生姜の絞り汁が、ほどよい隠し味になってこれまた美味。いつもとはちょっぴり違う味わいをお楽しみください。
用意するもの(概略)
たけのこ(中) 2本
豚挽肉(赤身80パーセント) 200g
だし汁(二番) 250cc
酒 30cc
みりん 30cc
醤油 30cc
仕上げの醤油 10〜20ccお好みで
生姜の絞り汁 適宜
作り方
- たけのこは穂先を斜めに落として縦に包丁目を入れ、米ぬかと鷹の爪を加えた水と共に鍋に入れて火にかけ、根元に竹串が刺さるようになるまで茹でてアクを抜く。ゆだったらフタをしてしっかり冷めるまで自然放置。冷めたら皮を剥き、水にさらしてさらにアクを抜く。
- アク抜きが済んだ筍を食べやすい大きさに切り分ける。
- 鍋に2のたけのこ、だし汁250ccを入れて火にかけ、沸騰してきたら酒30cc、みりん30cc、醤油30ccを加え、さらに沸騰してきたら豚挽肉200gを加える。挽肉を入れたら、ダマにならないようハシでさばいておく。
- アクが浮いてくるので丁寧にすくい、クッキングペーパーなどで落としぶたをして、中火で10分ほど煮る。
- ある程度調味料が染みたところで全体の味見をし、醤油を加減する。だいたい10〜20ccほどの醤油を加えて調節し、美味しく煮上げる。仕上げに生姜の絞り汁をさっとかけ回し、鍋を揺すって全体に行き渡らせたら火から下ろして出来上がり。
ポイント1
たけのこのアク抜きが面倒な方はアク抜き済みのものを使用してください。豚挽肉は、加熱するとダマになってしまう場合があるので、加えたらすぐにハシでさばくことが肝心。アクも丁寧にすくいましょう。挽肉を加えてから調味料を入れてもいいのですが、アクをすくうタイミングを考えると、先に下味をつけておいた方がうまく行きます。最初の調味料は、酒:みりん:醤油が1:1:1。ここで味見をすると、上品で良いお味に感じられますが、豚肉が入るとパンチが足りません。10分ほど煮上げてから醤油を加えて、味を調節します。
ポイント2
豚挽肉を煮物に使う場合、生姜の絞り汁を入れると臭みが取れておいしく仕上がります。加えるのは一番最後。火から下ろす直前です。すり下ろした生姜を掌に取り、鍋の上でぎゅっと絞ります。全体に行き渡るように鍋を揺すって出来上がりです。今回はたけのこを使用していますが、たけのこの代わりにじゃがいもを使ってもとても美味しい煮も煮になります。こちらもぜひお試しを。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
なお、通常このレシピで使用している調味料は次の通りです。
- [醤油(file291まで)] 和歌山県 湯浅 角長 手づくり醤油
- [醤油(file292以降)] 埼玉県 坂戸市 弓削多醤油 木桶仕込しょうゆ
- [みりん] 愛知県 九重味醂株式会社 本みりん九重櫻
- [塩] オーストラリア産オーガニック岩塩 500年前の塩
- [トマトケチャップ] 高知県 株式会社ケンショー(ソース工房)のトマトケチャップ
- [ごま油] 東京都 中落合 小野田製油所 玉締めごま油一番しぼり
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mt/mt-tb.cgi/712


コメントする