料理と器・杉江保枝

じゃがいものチーズ焼き、と聞いて、どんな料理を想像しますか? 試しに検索してみたら、じゃがいもにとろけるチーズを載せてオーブントースターなどで焼いた料理が多いようです。でもこちらのレシピはちょっと違います。マッシュしたポテトにパルメザンチーズをたっぷり混ぜ込んで、オリーブオイルで表面をカリカリに焼いたもの。これがうまいんです。口に入れると、実際にサクッ、カリッという音がするほど香ばしく、しかも中はほっかほっかのお芋です。チーズ味のポテトチップスと、マッシュポテトを一緒に食べているような雰囲気。何ともはや、至福の時間。ビールにはもちろん、ワインとも好相性。形良くカリカリに焼くのが少々難しいのですが、何、崩れてしまっても味はおんなじです。あまり神経質にならずに試してみてください。
用意するもの(概略)
じゃがいも(男爵)2個
ニンニク1片
ベーコン1枚
パルメザンチーズ大さじ1
オリーブオイル少々
塩・胡椒適宜
作り方
- じゃがいもは皮を剥き、やや小さめに切って耐熱容器に入れ、ふた、またはラップをして柔らかくなるまで電子レンジで加熱する。700ワットの場合、7分程度。途中で一度全体を混ぜ合わせるとしっかり火が通る。
- じゃがいもを加熱している間に、ニンニクとベーコンを炒める。ニンニクはみじん切り、ベーコンは細切りにして、フライパンで軽く炒めておく。
- 火が通ったじゃがいもを、マッシャーでつぶす。多少つぶつぶが残っても構わない。ある程度つぶれたら2のベーコンとニンニク、パルメザンチーズ大さじ1、塩・胡椒適宜を加えて全体を良く混ぜ合わせる。固いようならオリーブオイルを少量加えてもよい。
- フライパンを火にかけ、オリーブオイル小さじ1/2程度を引き、あまり温度が上がらないうちに、3のポテトを入れる。はじめはやや弱火で加熱。焼きながらフライ返しやヘラを使って全体の形を丸く整える。
- すぐに鍋肌にへばりついてしまうので、途中で何度かフライ返しを下に差し入れて引きはがしながら、ときどきフライパンを揺するようにして焦げ付かないように上手に焼き上げる。
- きれいな焼き色がついたら裏返して、もう一面も同様に焼く。こちらは盛りつけると見えないのであまり焼き色にはこだわらず、適当なところで火を止め、器に盛りつければ出来上がり。
ポイント1
何と言っても焼くのが難しい。火が強いと焦げてしまいますし、弱いと鍋肌にしつこく貼り付いてきれいに仕上がりません。フライ返しをこまめに使って、焼いてははがし、はがしては焼く、と言ったあんばいで加熱して行き、ひっつかなくなったら、フライパンを丸く揺すってじっくりと焼き上げます。フライパンを回すと、形もきれいに整うので一石二鳥。また裏返すときは型くずれに要注意。裏側は隠れて見えないので、敢えて焼かない、という手もあります。その場合は餃子を焼いたときの要領で、皿に逆さまにポンと載せると、形がきれいなまま盛りつけられます。形が多少崩れていても、味は一緒ですから心配ありません。気楽に行きましょう。
ポイント2
今回は電子レンジを使ってじゃがいもを加熱しましたが、もちろん茹でても構いません。やや柔らかめに加熱して、マッシュするのが上手に作るコツ。また、今回はベーコンとニンニクを入れましたが、タマネギを加えても美味しくできあがります。タマネギ、ベーコン、じゃがいもと来れば、ジャーマンポテト。ジャーマンポテトが残ったときなど、チーズを加えてこうして焼き上げれば別の料理に大変身です。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
なお、通常このレシピで使用している調味料は次の通りです。
- [醤油(file291まで)] 和歌山県 湯浅 角長 手づくり醤油
- [醤油(file292以降)] 埼玉県 坂戸市 弓削多醤油 木桶仕込しょうゆ
- [みりん] 愛知県 九重味醂株式会社 本みりん九重櫻
- [塩] オーストラリア産オーガニック岩塩 500年前の塩
- [トマトケチャップ] 高知県 株式会社ケンショー(ソース工房)のトマトケチャップ
- [ごま油] 東京都 中落合 小野田製油所 玉締めごま油一番しぼり
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mt/mt-tb.cgi/457


コメントする