料理と器・杉江保枝

夏になると麺類を食べる機会が多くなり、めんつゆを常備するようになります。市販のものを使えば手軽でいいのでしょうが、いろいろと余分なものが入っているのが気になります。そこでめんつゆも自宅で手作り。醤油とみりんにかつお節をたっぷり入れて煮出し、濾したものを保存しておきます。このめんつゆ、麺類だけではなく、とても重宝。刻んだオクラを和えてもいいし、ゴーヤのおひたしにダシ醤油として使用することもできます。その他、和え物のちょっとした隠し味にも大活躍。そして今回は、ピーマンを網焼きにして、水で薄めためんつゆに浸した簡単料理をご紹介。めんつゆを作るのが面倒という方は、市販のものを使用しても構いません。しゃきしゃきとした歯触りと、夏ならではのピーマンの香りをお楽しみください。
用意するもの(概略)
自家製めんつゆ大さじ2
水大さじ2
ピーマン2個
塩少々
茗荷1個
作り方
- めんつゆを準備する。自家製の場合は、醤油200ccにみりん100cc、かつお節ひとつかみを鍋に入れて弱火にかけ、沸騰してきたら火を止めて自然放置し、冷めたら濾し器とキッチンペーパー又は布巾を使って丁寧に濃して出来上がり。保存容器に入れて冷蔵庫に保存。使用するときは目的に合わせて水で薄める。
- 1のめんつゆ大さじ2をボウルに入れ、同量の水で薄めておく。
- 茗荷は縦半分に切って、根の部分を三角に切り取り、千切りにして水に放ち、しゃきっとしたら水分を切っておく。
- ピーマンは縦半分に切って種を取り、さらに縦半分に切る。
- 2のピーマンに軽く塩を振り、網焼きにする。中火で皮目から焼き、焼き色がついたら裏に返し、しんなりしてきたら2のつゆに熱いまま浸す。
- ピーマンに味が馴染んだら出来上がり。器に盛りつけ、3の茗荷をあしらい、卓に供する。
ポイント1
めんつゆを作るときは、ダシ昆布を入れても構いませんが、昆布が入るとやや日持ちが悪くなるような気がします。かつお節だけでも十分に美味しいので、無理に昆布を入れる必要はないのではないかと思います。醤油とみりんは2:1の割合で。ただし、みりんの味によってはもう少し多めにした方がいい場合もあるので、お好みで分量を加減してください。煮出すときは弱火でじっくりと。沸騰してきたら火から下ろしますが、みりんや醤油の麹臭さが気になる場合はしっかり煮きった方が美味しく仕上がり、また日持ちもします。できあがっためんつゆは、自然に冷ましてこし器でこします。キッチンペーパーや布巾を使用しますが、かつお節につゆが残りがちなので、最後は軽く絞って無駄を出さないようにしてください。使用するときは水で薄めます。薄め方はお好みで。そうめんやうどんに大活躍しますが、酢とごま油を加えれば、冷やし中華のつゆとしても使用できます。
ポイント2
ピーマンを網焼きにするときは、軽く塩を振って焼いた方が美味しく焼き上がります。あまり塩気が多いとしょっぱくなるので、ほんの少々をふってください。塩を少しだけ加えることで、ピーマンの水分がほどよく飛んで、美味しいエキスだけが中に閉じこめられます。焼くときは皮から。ほんの少し焼き色がついたところでひっくり返し、あとはちょっとしんなりすれば大丈夫。熱いうちにつゆに浸せば出来上がり。できあがったらすぐに食べるのではなく、少し時間をおいて味を馴染ませた方がいいでしょう。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
なお、通常このレシピで使用している調味料は次の通りです。
- [醤油(file291まで)] 和歌山県 湯浅 角長 手づくり醤油
- [醤油(file292以降)] 埼玉県 坂戸市 弓削多醤油 木桶仕込しょうゆ
- [みりん] 愛知県 九重味醂株式会社 本みりん九重櫻
- [塩] オーストラリア産オーガニック岩塩 500年前の塩
- [トマトケチャップ] 高知県 株式会社ケンショー(ソース工房)のトマトケチャップ
- [ごま油] 東京都 中落合 小野田製油所 玉締めごま油一番しぼり
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